休みだった日曜日、毎日の撮影で疲れてたので山は止めて、バイクでツーリング、数馬の湯でも浸かろうかと奥多摩までやってきたのさ。
奥多摩周遊道路、今日も走り屋が沢山来てたが、オイラは温泉めあてなのでガンガン攻めたりはしない、まぁそれなりのスピードでは走ってはいるけど、全身革じゃないので安全マージンを取っての走りなのだ、奥多摩周遊道路を桧原村方面に曲がったときに一台のミニバンがゆるゆる走っていた、まぁオイラも景色を見ながらユルユル走ると、走り屋の奴らが挨拶しながら抜いていく、ソレはいい、ガンガン行っちゃってよ!とオイラも思う、ところがだ!ヤマハのマグザム(スクーター)に乗った半帽のガキまで手を上げてオイラをパスしようとしてきた、しかもヘタクソ過ぎてオイラとミニバンを一緒に抜くことが出来ない、「コラー!おのれごときがオイラを抜くとは50年早いんだよ!」とオイラもミニバンとマグザムをパス、結局走り屋と同じペースでワインディングを楽しんでしまった昼下がりに、ソレは突然起きた! ワインディングを楽しんでると突然クラッチレバーがスカスカに、アレレワイヤーが切れたのか?ちゃんと点検&整備してるよぉ!と思いながらペースダウンし走りながら色々確認すると、どうやらクラッチワイヤーは切れていない、もっと奥の部分がどうにかなっているようだ。
こりゃ数馬の湯でのんびりドコロじゃ無くなったな、殆ど山梨県と言っても良い桧原村からクラッチを使わずに帰らなくてはならなくなっちゃったんだもんね! シフトアップやシフトダウンは回転数を合わせて入れりゃ然程難しくは無い、困るのが発進時だ、コイツが厄介なんだよねぇ、以前オフ車に乗ってた時はクラッチワイヤーが切れても車体が軽いので吹かしてローにぶち込めばフロントを上げながらも繋がったもんだが、如何せん一応は大型バイクと言われる750cc、そんなことをしても重さで止まってしまうのだ、で結局どうするかってぇーと、押し掛け&止まる前にニュートラにしておいて軽く押してスピードをつけてローに蹴り込むのどちらか、もっともソレはかなり面倒だし疲れるので信号手前で超ロースピードで信号が青になるのを待ちながら徐行する、家に帰るって事は交通量も増えて信号も増える訳で非常に疲れるし神経使うねぇ、でも慣れてきた、人間の適応能力ってのは凄いもんだ! しかし、八王子付近の渋滞中上り坂の途中でカップルが路肩にハザード出してクッチャッベってやがた、すり抜けで徐行して信号のタイミング待ちをしていたのだが、お陰でオイラのバイクは上り坂にも関わらずストップ!エンジンもストップしちまった、怒りは絶望から逃れる手段だとは言うが、オイラの心の叫びがつい口から出てしまった、「こんなところに停めてんじゃねぇーよ、コノヤロ」と。。。そうするとカップルは「すみませんでした」と謝ってきた、いやぁ別に謝るようなことじゃないんだけど、、、現にオイラはチトだけ迷惑だと思ったからまぁいいかと、うなづいて上り坂を押す、しかしカップルに取っちゃ迷惑な話だよね、フラフラ クタクタ イライラの塊の見ず知らずのオッサンに文句言われちゃうんだもんなぁ、、、上り坂じゃぁ押しがけもエンジンが掛かっている状態でローに蹴り込むのもできないからな、登りきってからようやく下りで発進!
最初のうちは良かったんだけど、交通量が増えると運転しづらくなってくるので、信号が無いとこや抜け道が沢山ある道を走る、八王子バイパスの料金所で手前にバイクを停めて金を払いに行こうとすると、料金所のジジイがバイクと一緒に来いと言う、調子が悪いんで先に払うから停めずに行かせてくれと頼むと、バイクと一緒じゃなきゃ金を受け取れないときたもんだ、でもオイラが押していくと渋滞しちまうので押して料金所のほんのチョイ先に停めようとすると、「お客さん料金250円チャンと払ってください、250円ですよ、250円!」とうるさく言ってくるので、邪魔にならないところにバイクを停めてからオイラちょと怒っちゃったんだよねぇ、で少しだけ文句を言っちまった「うるせぇー!今払うよコノヤロウ、誰が払わないって言ってんだ?バイクが調子悪いって言ってんだろう、、説明してんのに何で話をきかねぇーんだ!おう?」 的な趣旨の事をちょっとストロングに表現しちゃったんだけど、そしたらジジイが「ハイ、すみませんでした、バイクの調子が悪かったんですよね」と不貞腐れた態度で謝ってきた、なんじゃそりゃ?だったら最初から人の話をちゃんと聞けってんだよ、まったく無駄に歳だけ取りやがって。
料金所を過ぎてまたもや押しがけで走行レーンに合流、 途中わき道にそれたり渋滞している道路を避けながら何とか無事に帰還した、いやぁ疲れたなぁ、温泉に入ってゆっくりするはずが酷い目にあったぜ、ついてない、ついてない。

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